■8月の労働経済動向調査

労働経済動向調査は、景気の動向、労働力需給の変化等が雇用、労働時間、賃金等に及ぼしている影響や今後の見通し等を調査するために四半期ごとに実施されています。8月の調査では、特別項目として既卒者に対する求人状況が行われました。

(1)既卒者の応募受付状況
過去1年間(平成22年8月〜平成23年7月まで)に、正社員を募集する際の既卒者の応募受付状況をみると、「応募可能だった」とする事業所割合は、
新規学卒者採用枠が27%、中途採用者採用枠が36%でした。

(2)応募を受け付けた既卒者の年齢
新規学卒者採用枠に応募可能だった既卒者の応募年齢をみると、「上限がある」事業所割合は51%、このうち
上限年齢を「24歳以下」とする割合が54%と最多でした。

(3)応募時における既卒者の卒業後の経過期間の上限
新規学卒者採用枠に応募可能だった既卒者の卒業後の経過期間の上限をみると、「上限がある」事業所割合は42%、このうち、
上限期間を「2年〜3年以内」とする割合が39%でした。

(4)新規学卒者採用枠での募集時期
新規学卒者採用枠で正社員を募集した事業所について、その募集時期をみると、
「春季の一括採用のみ」とする割合が74%となっており、次いで「年間を通して随時」18%、「春季と秋季」8%の順でした。


■既卒者雇用について

調査結果をみると、既卒者へ門徒を開いている事業所の割合の低さが目立ちます。
しかし、既卒者と一言で言っても、「就職できなかった方」のみならず「目的があり就職しなかった方」も多数います。
少しだけ選考対象を広げることで、魅力的な人財に巡り合えるかもしれません。
また、行政も既卒者の雇用について、最大100万円の助成金を創設するなど、その就職を後押ししています。

■採用のご相談は

当事務所では、採用時の適性検査、面接アドバイス、求人代行、採用に関する助成金の申請といったオリジナルの採用メニューを作成しております。


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